2014年01月09日

空間規模,立地と地域産業連関モデル

昨年末12月26日にアジア経済研究所の研究会で報告を行いました。

地域産業連関モデルの基本は技術係数(投入係数)の正確性です。

地域の投入係数=技術係数(域内投入係数)+移入係数

地域のインパクトを正確に分析するためには,技術係数を把握する必要があります。でもこの技術係数は空間規模によって変化します。上記式でも明らかなように,空間規模が大きければ移入はあまりされません。でも空間規模が小さければ移入が増加します。

一国という空間規模を考えてみると,本州であればほぼ全国と同じ技術係数でしょうが,沖縄だけをみれば本州からの移入が増えるので自給的投入を示す技術係数は小さくなるものと考えられます。

また,立地によっても技術係数は変わると考えられます。企業が集積していると投入は増加すると考えられます。それは企業の立地が近いと遠くから移入するよりも近くから投入するため,相対的に移入よりも域内投入が増加すると考えられます。つまりWebberの立地論を前提にすれば距離が近いところで原材料投入を決定できます。

このような議論を拡張すれば,技術係数や移入(輸入)から地域の規模や地域の集積といった地域の特徴をつかむことが可能ではないかとも思っています。
posted by okmtnbhr at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育研究活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする