2014年01月16日

日本人学生の海外留学

1月10日(金)にJPI(日本計画研究所)主催のセミナー

「徹底した国際化を断行し世界に伍して競う大学に向けて」
有賀理(文科省高等教育局高等教育企画課国際企画室長)

に参加してきました。文科省の議論等は私大協で得ていたのですが,今回のセミナーで面白いデータを知ったので,それを紹介。

日本人学生の海外留学では,

2004年の82,945人をピークに2010年は58,060人に減少している。
(主な留学先は2010年で21,290人が米国,16,808人が中国)

米国の大学に在籍する日本人学生は(つまり学位を取りに行く学生)

2001年の46,810人をピークに2011年の19,966人に減少している。

ところが,学生交流に関する協定等に基づく学生の留学数は

2001年の13,961人から2011年の36,656人に上昇している。

ここから言えることは,自らの選択として留学に行こうとする学生は減っているのかもしれませんが,大学側が制度化した留学に参加する学生は増加しているということです。この意味で大学が用意する留学プログラムは学生の国際化に有効なのではないかと想像されます。

そもそもなぜ大学でグローバル人材の育成が必要なのでしょうか?

有賀さんは,新入社員が内向き傾向にあること(2001年は3人に1人が海外で働きたくないと答えていたのが,2010年には2人に1人になっている。(産業能率大学の調査)),しかし日本企業の海外売上高はリーマン・ショックで減少したもののそれでも3割を占めており,とくに中国など東・東南アジアのシェアは大きくなっていて,4分の3近い企業が課題として「グローバル化を推進する国内人材の確保・育成」をあげていること,を指摘しています。

このような現状を鑑みると,大学自体がグローバルな視野をもてる人材を育てるために,留学プログラムを充実させる必要があるといえそうです。
posted by okmtnbhr at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学教育について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする