2014年02月04日

退学と就職

毎日新聞に「大学中退:文科省が全国調査へ 年6万人以上、防止策検討」とありました。

学校教育基本調査によれば大学生の数は256万人です(平成25年)ので,記事にある中退者数約7万人で大まかに計算すると,中退率は2.8%です。記事にもあるように私立大学の中退率は3%程度と言われています(ちなみに本学の中退率は3.6%)。

3%の退学率から簡単に大学の現状を考えてみたいと思います。

3%の中退率とは,入学者数100人の学科では,毎年3人ずつ退学していき,4年後には12%,12人が退学していくということになります。留学や休学等を入れると4年で卒業する学生は8割程度ぐらいになるでしょう。

就職に話を移すと,この4年間で卒業する学生のうち9割が就職を希望し,1割が進学(大学院や専門学校)としたとすると,約80人が就職希望になります。これが分母となって就職率が出ます。就職希望者の就職率が9割だとすると,正規の就職者数は72人になります。

中退した学生はどうなるでしょうか?

記事によれば,退学した学生の半分は非正規雇用に,14%が無職になるといいます。ということは,上記のシミュレーションでいうと,12人の退学者のうち6人は非正規雇用になり,2人は無職になる可能性があるということです。

まとめると

100人私立大学に入学して,

4年後正規就職を果たすのは70人程度です。(実際には6割強だという話も業界内ではあります。)

退学するのは,12人程度です。(うち雇用に不安が残るのは8人です。)

というのが現状です。

これを高いとみるか,低いとみるかはなんとも。。。。続きを読む
posted by okmtnbhr at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学教育について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする