2015年06月02日

『大格差』

前から感想を書こうと思ってた本の紹介。



この本の主張は,技術進歩によって機械と一緒に働ける人と働けない人の二極化が進んでいる,機械によって生産性があがるかどうかは,人が機械ができないことをどのように補完するか,機械との協働が鍵となる,です。

Google自動車,Siri,恋人探しのサイト,など機械ができることが増えてきています。となると,このような仕事はどんどん価格が低下していき,反対に土地,知財,特殊技能労働者が稀少となって価格は上昇します。アメリカではアメリカ人が低賃金仕事をやらない,そして中間職のような仕事は機械がとって代ってきているので,そもそも労働参加率が低下しているといいます。

となると人ができるのは,専門性の高いものとコミュニケーションが必要な分野になってきます。女性はコミュ力が高いので女性の労働参加率は上昇していきます。

今後の見通しとしては,機械にできないもの,あるいは機械をより発展させるといった人が必要になってくるわけで,このような人の給料は高くなる(生産性が高いので),そうなると格差は広がっていく,ということになります。

たしかにパソコンが使える,使えないというのは機械と協働できるかどうかということであり,パソコンができない,でも肉体労働はいや,それに加えてコミュニケーションが苦手,といった人は社会で労働を提供することが難しくなってくるのかもしれません。

いろいろ考えさせられる本でした。
posted by okmtnbhr at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする