JETROが実施している海外ブリーフィングサービスを利用し,所員の方から最新の中国経済についてお話を伺いました。
ヒアリング概要は以下の通り。
・中国の主要経済地域は,珠江デルタ,長江デルタ,環渤海経済圏(北京,天津,河北,山東,遼寧),西三角経済圏(重慶,成都,西安)である。
・GDP成長率は2010年10.4%,2011年9.2%,2012年7.8%,2013年第1四半期7.7%と低下しているが,日系企業などの話では数値の低下ほど経済が鈍化しているとは感じていない模様。
・世界GDPランキングで,中国は第2位だが,1人当たりGDPでは5432ドルであり,世界87位。上海,北京,天津のみが1人当たりGDP1万ドルを超える(東欧諸国なみ)。
・今年も最低賃金の引き上げが続く。上海は2013年4月の改定で1450元から1620元にまで上昇。深圳の1600元を超えた。
・日本の対中投資は90年代前半,2000年代前半にブームが起きている。2009年から2012年までも投資は増加しており,日中間の政治問題にもかかわらずブームが続くかどうか。
現地でのヒアリングで,学生の中国経済に対する理解度は深まったことと思います。
(学生向けのため,とくに目新しいものはありません
