2013年08月29日

現地研修(上海)2

8月4日から始まった現地研修(上海)が8月27日の帰国を持って終了しました。先方の上海師範大学対外漢語学院の先生方の協力もあって,無事故で終了することができ,ホッとしています。

写真 (23).JPG

改めて現地研修の教育について考えてみました。現地研修で何を期待しているかというと,言語を学ぶとともに異文化を体験してもらいたい,ということです。これを目的,方法,効果について考えてみます。

目的
語学については現地で学ぶことによって語学のコミュニケーションスキルをあげるということが重要な目的となります。一方,異文化体験をするというのは,海外に行けば誰でも体験できるので,目的にはなりません。体験を目的とするには,具体的に何を体験するか目的を立て,実際に現地で行動するということが必要となります。

私は今回の現地研修で上海の都市についてさらなる理解をすることを目的としました。

方法
語学については,現地での中国語オンリーの授業を受けることによって,語学力をつけることができます。

一方体験は,主体的な行動です。異文化体験で目的を明確にすると,自分で行動することが必要となります。どこに行くのか,何を見るのかを明確にする必要があります。

私は上記目的のために城市規劃展示館,JETRO上海事務所を訪問しました。

そして,体験したことを記録する必要があります。人は言語で記録することによって記憶に留めるとともに,情報を整理する能力を向上することができます。社会に出ても,訪問先との商談や会議の内容を記録することが普通です。この意味で,体験を言語化して記録するのはとても重要な教育訓練だと思います。

効果
以上の異文化体験をさらに良くするためには,現地に行く前に「仮説」を立てる必要があります。上海の都市構造は二元化している(例えば浦西と浦東),と仮説を立てて,実際に両地を訪問し,似ているところ,似ていないところを整理し,その仮説を検証するとよりよい現地体験になります。この仮説検証型の現地研修は,社会を見て,仮説を立て,実際に体験し,その仮説を検証するという一連の社会科学的手法を体で体験することになります。

仮説検証型の社会体験は,仕事をする上で非常に大きな力になります。販売やサービスにおける接客などでも,どのようにしたらものが売れるのか,どのような接客がお客さんのリピート率をあげてくれるのか,仮説を立てて,実際にやってみて,そして修正していく必要があります。そうすることによって仕事の能率をあげることができ,その会社は成長していくことになります。

このように現地研修では語学力を向上させることが一つの重要な柱ですが,その他にも体験を言語にすることを期待しています。

後期から現地研修の成果を発表し,レポートにまとめていきます。どのような発表やレポートが出てくるか,今から楽しみです。
posted by okmtnbhr at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育研究活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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