2013年11月21日

ミニッツペーパーは役に立つのか?

授業改善の方法として,出席カードやちょっとした紙を配って,授業の感想,学んだこと,疑問点,理解度を授業終了時に記入してもらうミニッツペーパーというのがあります。(あるいはリフレクションペーパーというのもありますが,やっているのは同じことです。)

大学に移って間もない頃,このミニッツペーパーというのを一時期導入したことがあります。

わかりやすかった,理解が進んだ,などの肯定的評価が大部分なのですが,○○が難しかったとか,○○はどういう意味ですか?など疑問を書いてくれるものもありました。

一般にミニッツペーパーは,学生の理解度を確認して,当該授業の中身の構成や内容,そして説明の仕方をふりかえって改善するのに使われます。

場合によっては,難しかった回について次回の授業で補足説明をするということになります。

ただこのミニッツペーパー,私の場合二つの問題に直面しました。

1)授業内容に改善を反映するのは次回(つまり通年であれば1年後,半期であれば半年後)になります。講義用ノートに問題点をメモしても,意外に思い出せないということがありました。もちろん私のメモの書き方の問題ですが,LIVE授業の問題点を反映させてLIVEで再現させるというのは難しいということです。(何かいい方法あるのかな??)

2)内容理解が進んでいない,という回答では,中には基礎知識が足らないということもあります。学生も千差万別なので,高校社会のみならず社会的出来事に敏感な人もいればそうでない人もいます。往々にして知識の足らない学生がいるからといって,全体の授業の中でそこだけ知識補充するのは難しいです。(こんなことも知らないのかでスルーするのではなく。)

つまり,ミニッツペーパーを使った授業改善がうまく回らなかったというのが実情です。そのため1年ほどやってみてやめてしまいました。

もしかしたら,当時の科目では履修者数が少なかったので,個別の対応になるので,ミニッツペーパーという授業全体を振りかえることにならなかったのかもしれません。少人数の場合は,学生一人一人の表情もみえるので大体理解度は雰囲気で伝わるものです。

ミニッツペーパーをうまく授業改善に活用している人の意見を聞きたいものです。私にとって,ミニッツペーパーは結局学生自身の学びのふりかえり程度にしか使えないのではと思っています。
posted by okmtnbhr at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 大学教育について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>学生自身の学びのふりかえり程度

その学生自身のふりかえりができれば
それだけで充分過ぎるだろうに。

研究者としてはどうかしらないが、この一言で
教育者としての資質がないのが分かる。
Posted by とおりすがり at 2015年06月27日 07:48
最近はたしかに学生自身がふりかえりができれば充分と思えるようになってきました。

自分のふりかえりに使おうとしたのが、ミニッツペーパーが続かなかった理由なのかもしれません。

少しずつ教育力をつけていきたいと思います。
Posted by 岡本 at 2015年07月09日 22:57
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