2014年02月25日

アジア経済圏研究部会研究合宿

中央大学経済研究所のアジア経済圏研究会の研究合宿が2月22日,23日と湯河原で行われました。

馬田先生(杏林大学)による「APECの将来:TPPとの気になる関係」という報告を聞いたので,備忘録として。

現在,APEC(環太平洋経済連携協定)の存在が薄くなっています。どうしてもTPPに注意が向きがちですが,馬田先生は,APECをFTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)を生み出す孵化器として位置づけられ,TPPはその前段階にあるものとしてあるようです。

APECの非拘束原則,緩やかな協力という体制のもとで1997年のバンクーバー会議で早期自主的分野別自由化交渉が決裂,これをきっかけにアメリカ,オーストラリア,ニュージーランド,チリ,シンガポールの出した結論がAPECの外にFTAを立ち上げることでした。これがTPPの発足につながります。

とはいえAPECは今でも毎年会議を開いていますし,2009年のシンガポール会議ではFTAAPの実現が目標であることが確認され,2010年にはAPEC横浜ビジョンの中で,APECは,ASEAN+3,ASEAN+6,TPPを基礎として更に発展させた包括的FTAとしてFTAAPを位置づけることとなりました。

今年は10月に北京でAPEC会議が開催される予定です。しかし11月に中間選挙を控えているアメリカは時期の調整を申し出ており,このあたりですでに米中のつばぜりあいが行われているそうです。
posted by okmtnbhr at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育研究活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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