オススメはこれ。
語学学習もずいぶんと科学的に解明されてきているという印象を受けました。白井さんの本は全部先行研究を丁寧に追っていて,学習方法の科学性が裏付けられています。
竹内さんも科学的に迫っているのですが,ちょっと実験(統計)分析と目的が今一歩わかりませんでした。それでも多くの英語学習者の共通点を探しだそうとする『「達人」の英語学習法―データが語る効果的な外国語習得法とは
勉強したいけど,どう勉強すればいいかわからない人には森沢さんの『英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
<英語>
村上憲郎(2008)『村上式シンプル英語勉強法』ダイヤモンド社 英語はグローバル社会を走り回るための「2台目の自転車」。息継ぎなしで小説10冊ノンフィクションで5冊読み、毎日1万語の単語を眺め、1000時間英語を聞き、借りて来た表現で書き、自分のことで100の英文を持っておく。
イムラン・スィディキ(2014)『これを読むまで英語はあきらめないでください!』大和書房 英語勉強のモチベーションを維持できないのは、上達しているけど上達を実感できていない、目標を見失っている、勉強内容と英語学習の目的があっていないのどれか。上達者はインプットを重視。
野島裕昭(2010)『「超音読」英語勉強法 留学経験なし! だけどTOEIC テスト満点!
國弘正雄(1999)『國弘流 英語の話し方』たちばな出版 只管朗読こそが英語を身につける方法。楽をして英語を身につけることはできない。中学のリーダーの繰り返しの音読で直読直解、多読が可能になり、会話表現や英作文の基礎ができる。
森沢洋介(2005)『英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
竹内理(2003)『より良い外国語学習法を求めて-外国語学習成功者の研究』松柏社 学習方法の意識化などのメタ認知方略、リーディング・リスニングは深く読み分析的に聞き、音読、その後量拡大。スピーキング・ライティングは基本文型の大量暗記、パターンプラクティスなど。
竹内理(2007)『「達人」の英語学習法―データが語る効果的な外国語習得法とは
鎌田浩毅・吉田明宏(2013)『一生モノの英語勉強法』祥伝社新書 目的をたて戦略(学習すること)を明確にする。学習する内容について戦術(参考書)を選ぶ。持ち時間とゴールを明確に。発音,文法,読解,単語,リスニング,スピーキングの六分野について方法を伝授。
門田修平(2007)『シャドーイングと音読の科学』コスモピア シャドーイング・音読にはリスニング・リーディングの音声知覚、単語認知を自動化し、内語反復の効率化・顕在化による語彙・文法などの学習事項を内在化する機能がある。
千野栄一(1986)『外国語上達法』岩波新書 言語習得に必要なのは目的と目標、お金と時間。覚えなければならない項目は語彙と文法で、習得のための三つの大切な道具はよい教科書と良い先生とよい辞書である。
猪浦道夫(2003)『語学で身を立てる』集英社新書 理想的なプログラムは、文法体系の把握、平易な現代文の精読、作文演習、会話演習(独習)。
白井恭弘(2004)『外国語学習に成功する人、しない人―第二言語習得論への招待 (岩波科学ライブラリー)
白井恭弘(2008)『外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)
白井恭弘(2012)『英語教師のための第二言語習得論入門
<その他>
杉山貴章(2011)『図解 クラウド-仕事で使える基本の知識』技術評論社 自社サーバやネットワーク機器を用意することなく,Webブラウザで大部分を利用することが可能なクラウドサービス。データベース,アプリ,開発環境などを必要なだけ物理的設備や場所に左右されずに利用可能。
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