また読書についてはtwitterでつぶやくことにしましたので,そちらにどうぞ。
≪フィクション・ノンフィクション系≫
中国小説も最近はいいものが多いです。一昨年,張平の『十面埋伏〈上〉
余華(泉鏡鹿訳)(2008)『兄弟 上 《文革篇》
石川拓次(2008)『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
これはNHK仕事の流儀から派生した作品です。無農薬リンゴを作るという無謀を成し遂げた人の物語です。人の一念の強さを感じます。強い一念があればなんでも可能になると感じました。
その他,田口ランディの『モザイク』『アンテナ』『グロテスク』などを楽しみました。ミステリーでは,道尾秀介『向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
≪自己啓発・ビジネス書系≫
この分野はわたしの読書のメインです。今年はあまりあたりがなかったのですが,「ワザ」という意味で,以下の3冊をあげます。
鎌田浩毅(2006)『ラクして成果が上がる理系的仕事術 (PHP新書)
なんか感じていたことが文章にしてあって非常に納得です。前半がよかったです。(新書は大体最初はいいことが多いのですが)
本田直之(2006)『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)
これは良くできていました。すきま時間を活用しろ!みたいな本が多い中,時間に投資,レバレッジという概念を導入したので面白かったです。
遠藤拓郎(2009)『4時間半熟睡法
フォレスト出版お得意のペラペラ本(30分もあれば読み終わるという意味)ですが,すぐに生活に活用できたという意味で評価しています。
≪その他≫
鈴木秀子(1999)『愛と癒しのコミュニオン (文春新書 (047))
これは癒されました。自分とのつきあい,人とのつきあいについて非常に示唆がありました。この本で聞き上手になった感があります。
小島貴子(2006)『就職迷子の若者たち (集英社新書)
銀行の総研,政府系機関しか就職活動のない私にとって,現在の就職活動がどうなっているかわかりやすい本でした。タイトルがちょっと変ですが,今の学生さんの就職活動の全貌を理解する上で,教職員,親が読んでおくべき必読本のような気がします。
変わり種では,
ニール・ドナルド・ウォッシュ(吉田利子訳)(2002)『神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)
アーヴィン・ラズロ、ジュード・カリヴァン(村上 和雄、 和波 雅子訳)(2008)『CosMos コスモス
の2冊をあげておきます。ビジネス書でいう天外伺朗(土井利忠)氏(元ソニー),船井幸雄氏(船井総合研究所)の感じているところにも通じているように思います。
簡単にいってしまうと,アメリカのNew Age系の書物です。
ウォルシュの本は,神と話したことを書きましたという非常にファンタジー(?)なシチュエーションですが,内容に違和感はそんなにありませんでした。人生の仕組みについて示唆が得られました。
ラズロの本は,科学から人生の仕組みに迫る試みです。おそらくこの本が科学的に人生を総括しようとする試みの現時点での到達点かもしれません。内容の評価はさておき,在る意味,学問は私たちの人生を豊かにするものであり,学者の遊びではないということを認識しました。
この後,昔読んだ複雑系や量子力学,相対性理論などを読みました(例えば竹内薫(2004)『世界が変わる現代物理学 (ちくま新書)
最後に自分らしさを取り戻す,イライラやネガティブな気持ちを手放すのに瞑想や呼吸法もどきを生活に取り入れています。この分野は怪しくみられるのですが,きちんと考察されていて納得なのが以下の2冊です。
宝採有菜(2007)『始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
斎藤孝(2008)『呼吸入門 (角川文庫)
斎藤先生は明治大の教育学の先生ですが,呼吸法を授業に取り入れていらっしゃるようで,ずいぶんと参考になりました。その他斎藤孝シリーズは面白いです。(例えば『友だちいないと不安だ症候群に効く授業。 (朝日文庫)
以上,簡単に紹介してきました。通勤時間があるというのも,本が読めていいものです。今年度は100冊ほど読めましたが,来年度は300冊を目指したいと思います。
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はよく聞く人工知能技術(AI:ニューラルネットワーク)を使ったCAE合金設計を行い、熱力学的状態図解析によって自己潤滑性を付与したことが功を
奏した話は業界で特に名古屋では有名ですからね。軸受、歯車、圧延ロール、減速機、摺動機械部品の基本的な摩擦係数にかかわるはなしがこうだか
らCAE技術もさらなる可能性に満ち溢れているということでしょうね。タコツボ組織化しがちなトライボロジー研究でボールオンディスクを横串力と
するCCSCモデルという提案も素晴らしいものでした。