中国の平均寿命は2024年に79歳という過去最高を記録し、先進国(EU:81.7歳、OECD:81.05歳)との差を縮めている。これは「健康中国」構想に基づき、2030年までに平均寿命80歳を目指すという目標への大きな一歩である。
この長寿化は、医療体制の拡充に支えられている。医療機関数は109万(前年比2.1%増)、医療従事者は1,302万人(4.3%増)に増加した。また、乳児死亡率(1,000人あたり4.0)、妊産婦死亡率(10万人あたり14.3)も過去最低を更新した。
一方で、平均寿命の延伸は、過去最低水準の出生率と相まって、年金・医療制度への負担という深刻な人口動態の課題を浮き彫りにしている。中国の人口は3年連続で減少し、65歳以上人口の割合は2024年に15.6%に上昇している。長寿化の達成は素晴らしい成果だが、その裏側にある社会的な課題への取り組みが急務となっている。
Living to 79: China’s record longevity puts economic wrinkles in focus2025年12月3日
2025年12月04日
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